Smoke

紫の煙が立ち込める
汚れた部屋にたむろしている
ブロンドの髪の少年達
深く煙草を吸い込んで巣立ち
恍惚と現実との狭間で夢を見ているような毎日で
ただのそれも麻薬じみていて
傷付いた分だけ腕に傷痕を付ける
焼ける程鋭く尖ったナイフで

時速160000キロで時は過ぎる
夢を見ていられる時は短かすぎる
窓辺のコーラの空き缶も一緒に
共に過ごした日々も一緒に
薄暗い部屋で語りながらほら あの時見た紫色の空
憶えているだろうか君は
それとも紫の煙の中に垣間見た幻だったのか
全ては今となっては綺麗な破片でしかなく
ただあの部屋で見た夢は憶えている